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PROMISE (約束) |
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初めての九州上陸、宮崎空港を降り立ったのは、7月14日(火)午前9時55分。 関東地方が梅雨明けしたその日でした。出迎えてくれたのは、5年4ヵ月ぶりに逢う、教え子の父親でした。真っ黒に日焼けをした小太りのおじさんで当時より5kgは太っていて一瞬わからなかったくらいです。私も色黒ですがもっと黒く南国宮崎の日差しの強さを物語る色黒でした。車中では、懐かしい話であっという間に目的地のサンマークスタジアムに到着しました。ここでは、奥様が冷えたお茶を持って出迎えてくれました。 遠路はるばると何しにここ宮崎に着たのか、この球場には、5年4ヵ月前に約束をした子が第91回夏の甲子園を目指した高校球児の熱い戦いを見に来ました。 サブグランドでキャッチボールをしていた高鍋高校の選手の中に今回逢いに来た選手を探しながら近くに近寄ると50M先に居ました。小学校6年生のあの時の仕草がそのままでした。身長は30CMくらい伸びていますが、足の上げ方やグラブさばきは変わっていませんでした。試合前なので簡単な話をしましたが、素晴らしい青年に成長していました。 相手は春の優勝校・都城商業で優勝候補筆頭の強豪校初戦の相手としては、かわいそうな一戦でした。健闘むなしく0−6のシャットアウト負け、去年の冬のオール宮崎のメンバーが3人居るのでまとまったチームでした。高鍋高校からも彼が台湾メンバーだったそうです。それにしても、宮崎の選手はレベルが高いなと思いました。後日、都城商業高校が優勝、宮崎代表で甲子園ベスト8進出したことは、現地で見て納得していました。http://www2.asahi.com/koshien/91/miyazaki/ 少年の硬式野球に携わって18年が経ちます。リトルリーグ(小学校4年から中1迄)でコーチ4年の後、10年監督を仰せつかり、毎年10数名の卒団生を送り出し、150名くらいの教え子の中でもっとも素晴らしいキャプテンシーを持った選手が今回、私と当時のヘッドコーチの2人の大人を宮崎まで見に行くことになった経緯は5年前の冬合宿の終了後バスの乗り込んで座った瞬間に一人の選手が「あーっ疲れたぁ」と呟きました。いわいる禁句をみんなの前で囁いてしまった事を監督の私とヘッドコーチの声が同時に「誰だぁ今言ったのは」一瞬静まりと同時に車は止まり、当事者の本人とコーチは車から降りて、宿舎までランニングでということになりました。そこでキャプテンの甲川稔キャプテンが「自分も連帯責任で走ります」と車をおりて走り出しました。そうなると残り22名が全員車から降りて走り出しました。合宿後の疲れた体力では5Kmはつらく、立ち止まる選手やスローペースの選手が続出し、その都度キャプテンが後ろに戻り遅れた選手一人ひとりに声を掛けていました。事の発端はどうあれ、小学校6年生の子供が高校生並みの配慮を感じ涙が出ました。宿舎に着く間に何度戻っては一緒に帆走し励ましの声を掛けたか、本当に記憶に残るキャプテンでした。4月には親の転勤で宮崎に戻ることとなり、兄2人も教え子ですが引越しの前夜、親ともども挨拶にこられ、高校生の最後の試合はヘッドコーチと必ず宮崎に見に行くことを此の時約束しました。甲子園には出場出来ませんでしたが、高校生最後の素晴らしい姿を見ることに感動しました。 |
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| kazuhiro-haginoya | ||
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